5月17日 午後11時~11時30分【ふるカフェ系ハルさんの休日】では、
「ふるさとの、心ふるえる、古いカフェ」古民家カフェを訪ね歩く
ブロガー・真田ハルさんが案内してくれます。
今回は、貯木場として知られた東京下町・江東区木場の運河の
ほとりにたたずむ、木の香りに包まれた元材木倉庫のカフェが舞台です。
廃屋寸前の建物がカフェに?
1951年に住居として建てられた2階建ての2軒の住宅長屋を、倉庫として改装し使われた後、
空き家状態だった廃屋寸前のこの建物をパン作りが好きな地元の主婦がほれ込み、
所有者探し、交渉してカフェとしてオープンされました。
最盛期の木場の様子を知る材木店の旦那衆は、2階が従業員の住まいに
なっていていたことを教えてくれます。
小名木川の護岸に密着するように建てられ、壁の一部は護岸を生かした造りで、
一目惚れした「吹き抜けの窓」は本来、2階部分の「掃き出し窓」だったそうです。
カフェとして借り受けるまでは、工務店の倉庫替わりになっていたようです。
古い建物がカフェのキッカケだった!
退職後、たまたま木場公園沿いの末広橋を渡った際、左手前方に吹き抜けの窓が
美しい古い建物を発見し一目ぼれ!
何度も通って見ていたはずなのに・・・気がつかないまま通り過ぎて自分の中で
意識が変わると見えてくる物ってありますよね。
建物の正面に回り込んで確認した所、空き家の様子。
高橋さんは所有者を見つけるべく、不動産屋などに当たってみても有力な情報は無く、
法務局にも出向いたそうです。
ようやく氏名は判明し、記載住所を尋ねた所、現在は別人が住んでいたため
望みが途切れたかと思われましたが・・・
偶然近所の人が高橋さんの熱意に共感し、半年を経て、晴れて所有者との
面会にこぎつけました。
所有者によると今まで何人もの人が貸し出しを希望されてきたようですが断り続け、
相続税の関係で取り壊すか、手放すかを考えていたタイミングだったこともあり、
高橋さんの申し入れを受け入れたという、熱意は物事を好転させてくれるようです。
何でパン屋を?
きっかけは、以前勤めていたパンメーカーで開発に携わっていたことから・・・
消費者に食べてほしいパンと、会社が求める商品とで意見の食い違いが生じ、
お互いの溝が埋まらなかったことで・・・・
「本当に食べてもらいたいパンを自分で提供できるカフェを作りたい」
こねたり、成型したり、生地をさわっているのが好きで、
「好きなことをやってみたら」という家族の後押しもあり、
店主の高橋幸子さんが夢を実現したお店~♪
その名は、cafe copain (カフェコパン)。
cofe copainのメニューは?
所在地:東京都江東区平野3-1-12
電話番号:03-6240-3306
営業時間:11:00~18:00
定休日:月曜日(祝日の場合は営業)
copain とはフランス語で仲間という意味で、手伝ってくれる友人がいたから店を
始められたという想いを店名にしたそうです。
カフェのメニューは、千葉県の「柴海農園」から届く有機野菜を
使ったものがメーンだそうです。
アンパンやクリームパンなどの一部のパンを除いてタマゴ不使用で作られています。
「季節のものが一番おいしいから、今おいしいものを今食べてほしい」
「おいしい野菜を食べて、体も心も休めることができる場所にしたい。
みんな健康になってほしいし、忙しい毎日、少しの時間、
ここでゆったりのんびりと過ごしてほしい」
と話す高橋さんの【ふるカフェcopain】には、ふるさとの良さを見直そうと
心砕く人々と地元食材を生かした絶品メニュー!
バカ貝のクラムチャウダーに焼きたてパン!
木工おもちゃ体験をさせようとしている人も登場し、
材木をめぐる人情物語が放送されます。