「えびす講」は毎年11月18日~20日の3日間に開かれる祭りです。
正式名は「胡子大祭」、「えべっさん」とも呼ばれ、原爆被災後わずか3カ月後に
祭典が行われ、400年以上途切れることなく続いている、広島に冬を告げる
代表的な祭りです。
明治34年の胡子神社鎮座三百年祭より、商売繁盛の守り神「こまざらえ(熊手)」が
売り出されるようになりました。
胡子大祭で売り出され始めたのは1901年の300年祭からです。
えびす講は広島三大祭りのひとつ
商売繁盛を願う多くの人々が、胡子神社周辺に並んだ出店で
「こまざらえ」を買い求め、胡子神社でお祓いをしてもらいます。
地元のえびす通り商店街では、祭りの開催にあわせて大売出しが行われ、
30万人近くの人出で賑わいます。
圓隆寺の「とうかさん」、住吉神社の「住吉大祭」と並ぶ、広島三大祭のひとつで、
地元では「えびす講」や「えべっさん」とも呼ばれ、親しまれています。
1603年(慶長8年)の胡子神社建立より続き、
1901年(明治34年)の鎮座300年祭より熊手が売り出されるようになりました。
1945年(昭和20年)8月6日に原爆被災して3か月後の11月20日には
仮設のバラックの社殿で祭典を行い、400年以上途切れることなく
胡子大祭は行われているのです。
胡子神社について
胡子神社は商店街の「三越」と「YAMADA電機」の間にに佇む神社で、
1603年に商売繁昌祈願のため建立されました。
【御祭神は】
●事代主命、
●蛭子(ひるこ)神、
●大江広元公(毛利家始祖)
三柱が三位一体となり「えびす神」として祀られています。
商売繁昌のご利益だけでなく、福の神として多くの人から敬われています。
胡子神社では商売繁盛の縁起物が飾られた熊手(こまざらえ)が所狭しと飾られ、
えびす通り商店街では胡子講の開催に合わせて大売り出しが行われます。
周辺の商店やデパート(福屋や三越等)では、一斉にバーゲンが行われ、
中央通りが歩行者天国となり10万人以上の人手で賑わう冬到来のイベントです。
えびす講の日程・アクセス案内
毎年変わることなく11月18~20日の3日間が「えびす講」です。
日程: 11月18日~11月20日(予定)
会場: 胡子神社一帯(広島市中区胡町5-14)
問合わせ:TEL:082-241-6268
「えびす講」の期間中は交通規制があります。
「八丁堀交差点」から「新天地交番」までが歩行者天国となり、毎年35万人もの
人で賑わいます。
会場付近は一方通行が多い場所なので公共交通機関を利用して来場されることを
おすすめします。
交通アクセス
広島駅から広島電鉄広電 宮島口・江波・八丁堀経由広島港(宇品)行きで11分
白島電停から広島電鉄白島線八丁堀行きで7分、八丁堀電停下車すぐ
えびす講は規模縮小で開催
新型コロナウイルス感染拡大を防ぐため、広島市中心部である胡子大祭が今年は
規模を縮小して開催されることになりました。
例年、縁起物の熊手を売る露店が軒を連ねるが、露店販売は取りやめ、予約販売と
オンライン販売に切り替えられます。
大祭に合わせたイベントも中止になりました。
原爆が投下された1945年も実施した広島の伝統行事を途絶えさせまいと、規模を
縮小しての開催となります。
感染拡大の収束が見通せない中、大祭を主催する神社と県露店商業協同組合が対応を
協議し、熊手をはじめ、飲食など全ての露店の出店はありません。
11月17日広島ドリミネーションがスタート
平和大通りの「ひろしまドリミネーション」もえびす講と同時にスタートします。
広島ドリミネーション2020(公式)開催案内
こちらの記事でもご案内しています。
広島ドリミネーション2020開催案内ヒロシマ
えびす講とイルミネーションが同時に楽しめる最高の冬のイベントを
お楽しみください。