恵方巻き2019年の方角は?由来と歴史と食べ方を知って運気をアップ

恵方巻き

2月3日は節分です。節分といえば恵方巻き!

毎年決まった方角を向いて恵方巻きを食べる風習があります。

今年2019年(平成31年)の恵方巻きの方角や、誰がいつ頃から巻き寿司が

「恵方巻き」になったの?

由来と歴史と恵方を紐解いてみることに・・・・

 

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恵方巻とは?

節分に恵方を向いて無言で食すると縁起が良いとされる巻寿司のことです。

 

節分の夜に、その年の恵方に向かって黙って、願い事をしながら丸かぶりすると
厄除けになる、願いが叶うとされる恵方巻きですが・・・

 

「恵方巻」という名称は1989年にセブン-イレブン広島市中区舟入店の野田靜眞が
「大阪には節分に太巻き寿司を食べる風習がある」と聴いて仕掛けたことにより、
1998年から全国へ広がり、2000年代以降に急速に広まったようです。

 

それ以前に「恵方巻」と呼ばれていたという文献類は見つかっていない とか・・・

 

その他には「幸運巻寿司」「恵方寿司」「招福巻」などとも呼ばれているようです。

「恵方」とは?

恵方とは、運のよい方角です。

歳徳神(としとくじん)は、その年の福をつかさどる神さまでお正月の年神と同じ神さまです。

歳徳神のいる方向に向かってする事はすべて吉となるとされます。

 

この歳徳神がいらっしゃる方向が、縁起のいい恵方!

 

江戸時代末まで、初詣では、氏神さまのいる神社や、
恵方にある寺にお参り(恵方詣り)していました。

恵方を決めるのは陰陽道!

恵方を決めるのは陰陽道(おんみょうどう)です。

陰陽道は、

陰陽五行説
《すべての事象は、陰陽と【木・火・土・金・水】の
五つの要素の組み合わせで成り立つとするをもととする思想》

5世紀~6世紀ごろ、中国から伝わり仏教や神道も影響して日本では
独自に発展しました。

 

自然の中に、吉の兆し瑞兆や災厄の兆しを読みとって、吉凶を占ったりしました。

 

朝廷には「陰陽寮」という機関が作られ、陰陽道に基づいて
「占い」「天文」「暦」を担当していました。

 

陰陽師としては、安倍晴明が有名ですね。

 

阿部晴明は、陰陽寮の暦博士でした。

恵方の決め方

恵方(歳徳神がいる方角)は、その年の十干によって毎年変わります。

 

十干は「ひのえ うま」の「ひのえ」の部分で「うま」が十二支にあたり、
「ひのえ」の年には、歳徳神は南南東にいらっしゃいます。

 

その年の十干なんて、現代では調べないとわかりません。

 

そこで・・・・

 

西暦を使った早わかりのルールがあります。

【恵方早見表】

西暦の1の位が
4、9の年:    東北東
0、5の年:    西南西
1、3、6、8の年:南南東
2、7の年:    北北西

今年2019年は1の位が「9」なので、恵方は東北東です。

2019年の十干は、己(つちのと)「つちのと」の年には、
歳徳神は東北東にいらっしゃるのです。

恵方巻きが節分の縁起物になったのは?

恵方巻きは、節分という慣習に、恵方をからめて「すし業界」の広告と、
「コンビニ」の仕掛けによって、大阪から全国に広がりました。

 

由来の信頼性は、はっきりしませんが節分の縁起物になっています。

 

大阪で始まったのは、関西は節分と恵方の結びつきが強い地域だったからでしょうか?

 

戦前からの、すしの販売促進、1970年ころからの、過剰生産された海苔の消費、1980年代からの、
コンビニの冬の売り上げ対策などを通して、大阪から日本に広がってきました。

 

江戸時代終わりまで、関西では、元日の恵方詣りよりも「節分の恵方詣り」が盛んでした。

 

明治に入って節分の恵方詣りはすたれていきましたが、大阪には恵方巻きが
生まれる素地があったんですね。

 

恵方巻きの由来については、広告や関連業者による情報が多く、信頼性は今一つはっきりしません。

その時代の広告のターゲットに合わせて変わってきたところもあるようです。

恵方巻は何故丸かぶりするの?

節分とは、季「節」を「分」けるという意味があり、昔から季節の変わり目には、
邪気(鬼)が生じると考えられて、豆まきなどの邪をはらう風習がありました

 

節分に寿司を食べるという風習は、1960年代まで東京などで残っていたという
記録があります。

 

何故?恵方巻を丸かぶりするのか?

 

恵方巻きを売り出したのは、すし、のりなどの関連業界の皆さんです。

恵方巻きの記録で一番古いのは、1932年の大阪の寿司屋さんの広告です。

1932年、大阪鮓商組合の「巻壽司と福の神 節分の日に丸かぶり」という
宣伝チラシには、この流行は古くから花柳界にもて囃されていました。
これは節分の日に限るものでその年の惠方に向いて無言で壹本の巻壽司を
丸かぶりすれば其年は幸運に惠まれると云ふ事であります。(wiki)

と書かれています。

 

花柳界とは花街のことで、京都の祇園が有名ですね。
芸妓(芸者さん)や舞子さんがいるところです。

 

花街でもてはやされていた、という丸かぶりですが・・・

 

戦前まで花街には、遊女も芸者(芸妓)もいました。

 

ふつうの女の子が、家が貧しいために売られて遊女や芸妓になることが多かった時代、
丸かぶりは、大人の色っぽい遊びだったんですね。

 

節分丸かぶりが大阪に定着したのは、大阪の鮓商組合や海苔問屋協同組合の
努力によるものです。

 

そして全国に広がったのは、ファミリーマートやセブンイレブンの販促によるものでした。

 

1983年、日本で初めて恵方巻きを売り出したコンビニは、大阪、兵庫のファミリーマート。

 

コンビニは、1月下旬から2月上旬には売上が落ちるので、その対策として恵方巻き販売を
始めたそうです。

 

コンビニを利用する一般男女をターゲットに
「恵方に向かって丸かぶりすると縁起がいい」と店頭に並びました。

 

以後、まず西日本に広がり、それから全国に広がっています。

まとめ

 

近所の大型スーパーでは、恵方巻きの日にはこれでもかといった具合に
をたくさんの恵方巻きが並びます。

日頃より若干お値段も高くなっているような?・・・

夕方には3割~半額位に安くなりますからスーパーの恵方巻きは狙い目です。

 

東北東に向かって恵方巻きの丸かぶりで、運気がアップしますように!

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