ふるカフェ系ハルさんの休日東京浅草つむぐりこだわりコーヒー閉店

2017年05月31日(水) NHKEテレ 23時00分~23時30分

【フルカフェ系ハルさんの休日】は浅草の裏道にひっそり、

「ひっこみじあん」にたたずむ、築70年の民家です。

履き物問屋の宿舎兼貸し家として使っていた共同住宅を自ら改装し、

2015年2月に「カフェつむぐり」をオープンされましたが現在は閉店されました。

 

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浅草路地裏引っ込み思案なカフェ

浅草といっても、浅草寺のあるあたりではなく、そこは裏浅草と呼ばれる閑静な
住宅街です

 

都会の喧騒から切り離された、東京の下町・浅草にある「カフェつむぐり」。

 

オーナーの室伏将成さんは、廃屋だった築68年の共同住宅を自ら改装し、奥さんの
室伏志保さんと一緒に、ご夫婦でカフェを運営しています。

 

「つむぐり」では、メニューに使う素材はすべて、室伏さん夫婦が感銘を受けたものや、
素敵だと感じたものしか使わないというこだわりがあるそうです。

こだわりのコーヒー

「農園から1杯のカップまで」をモットーに、オーナー自らコーヒー産地に行き、
選び、落札し、焙煎し、販売する。

 

全ての工程をオーナーが直接管理することで高い品質のコーヒー豆が生まれる!

 

世界中のコーヒーを扱うお店がたくさんある中であえて、中米6ヶ国に絞ることで、
その地域を深く掘り下げ、生産者との連携をより強くし、高い専門性を実現して
いらしゃるとか・・

 

口に含むと、ブラックでもフルーティな味わいで飲みやすいそうです。

 

時間をかけて飲むとコーヒーが冷めてしまい、おいしくなくなるものも多いですが
「つむぐり」のコーヒーであれば、じっくりと味わえるとか・・・

コーヒーの苦味のないおいしさの秘密は?

焙煎の過程のハンドピックがとても大事」と将成さん。

 

ハンドピックとは、焙煎途中で焦げたり形が良くない豆を、手で取り除いていく
作業のことだそうです。

 

大量生産の場合は、大雑把なハンドピックをしていると知った将成さんは、
ロースター(焙煎店)のポリシーを重要視されているようです。

 

実際に「つむぐり」のコーヒーで使っている豆は「カフェテナンゴ」のものだそうです。

 

このお店は、自ら豆を仕入れに海外の農園まで足を運び、ハンドピックを丁寧にやって、
こだわり抜いた一杯のコーヒー、コーヒー大好きな私は、是非味わってみたいです~~♪♪

 

こだわりは更に・・・

室伏夫妻が惚れ込んだ牛乳は、ご当地牛乳グランプリ2013で最高金賞を受賞した
冨田ファームの「有機牛乳・香(か)しずく」。

 

この牛乳を、都内のカフェで提供しているのは「つむぐり」だけだといいます。

カフェつむぐり
住所:  東京都台東区浅草5-26-8
営業時間:平日13:00~20:00
土日祝: 12:00-19:00
定休日: 月曜日(祝日の場合は翌日火曜休み)
電話番号:03-6337-5869

公式サイト・アクセス案内はコチラ

空間へのこだわりも嬉しいカフェ

膝を突き合わせてコミュニケーションができるような場所を作りたいと・・

 

オーナの将成さんが語られているように、食だけでなく、1階はカウンターと
三和土(たたき)があり、交流しやすいように設計されているようです。

 

作業に集中したいとき、誰かと語り合いたいとき・・・

 

2階はパソコンで作業をしたい人や、ひとりで時間を過ごしたい人のための空間として・・

 

電源を各席に配備し、Wi-Fiも設置されているようです。

 

静かな音楽を聴きながら作業に集中できそうです。

なんで古民家カフェなの?

古民家というか、本当にただのボロ屋だった裏浅草の物件との巡り合いは、
あちこち見て回っているうちに、古民家カフェが特に居心地がよいと感じることに
気づいた将成さんは、古い民家の独特の木の香りが、おじいちゃんやおばあちゃんの
家を思い出させ、天井の高さは開放感があって落ち着けるだろうと・・・・

 

2014年の6月に契約され、費用面の問題から、水道や電気などの資格が
必要なところを除いて、ほぼすべて将成さんが工事・改装されたそうです。

 

「カフェつむぐり」の名前に込めた想い

「今は、次の世代のことや環境のこと、身近な人のことを考えずに、
『自分が都合がよければいい』という考え方が強いと思います。
でも、その流れのままでは、大切なものを見落としたり、
知らない間に捨ててしまったりしてしまうかもしれません。
ですから、経済のなかで『循環』するような考え方をしていきたいんです。」
(将成さん)

 

はじめは「循環」をキーワードとして考え、里山の恵みの象徴ともいえる
「どんぐり」を店名の候補とされていたそうです。

 

木の実の「どんぐり」は、冬眠を迎える動物にはとても大切な食料源であると同時に、
落ちた実からは木が育ち、山の生態を循環させる重要な役割を持っています。

 

店を訪れる地域の人々にとって、「どんぐり」のような役割を担える存在で
ありたいという思いを込め、しかし・・・「どんぐり」という名前のお店は
たくさんあり、同じ意味あいの「つむぐり」という名前になったようです。

まとめ

履き物問屋の宿舎兼貸し家として使っていた共同住宅は、トイレが1階と2階に
あるのがその痕跡のようです。

 

互いの会話が聞こえても聞こえないふりという節度ある長屋の人間関係を意識し、
必要以上に声がけせず、客が自分のペースを守れるようにしているとか・・・

 

甘酒風味の黒豆などを堪能しつつ、慎みの心あふれる浅草の人情を歴史ある建物を
自ら改装し、こだわりのコーヒーと食は一日の疲れを癒してくれる空間のようです。

 

水曜放送の「ハルさんの休日」を見逃したとしても、

 

日曜18:30~19:00でも再放送でご覧いただけます。

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