【訃報】船村徹84歳で死去数々の心に沁みる歌に想いを

船村徹

戦後初のミリオンヒットとなった故村田英雄さんの「王将」

北島三郎の「風雪ながれ旅」など5000曲以上を手がけてきた

作曲家の船村徹(ふなむら・とおる、本名福田博郎=ひろお)さんが、

16日に神奈川県藤沢市の病院で84歳で死去されました。

 

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作曲家として2人目の文化勲章を受章

昨年、56年の山田耕筰さん以来、作曲家として2人目の文化勲章を

受章されたばかりで、その時に・・・

「日本語の歌詞の素晴らしさを脇で助けることを
意識して作曲をしてきた」

と60年を超える作曲家人生を振り返り、

「非常に不器用な男ですが、今まで通り大衆芸能のお手伝いをしたい。
その仕事に尽きる」

などと、作曲への衰えぬ意欲を語っていらっしゃいました。

昨年5月に心臓の手術を行い、昨秋から自宅療養をされていたようですが・・

食欲もあり、好きなアルコールもたしなむなど順調に回復していたようです。

容体が急変し、自宅で亡くなりました。

船村徹プロフィール

【名前】 船村徹(ふなむらとおる)
【生年月日】 1932年6月12日
【星座】 ふたご座
【出身地】 栃木県
【享年】 84歳
【デビュー】 1953年

 

獣医の父の元に生まれた船村徹さんは、栃木県の高等学校を卒業後、現在の東京音楽大学に
進学し、ピアノ科を専攻し、そこで音楽の基礎を学びながら、ライブ活動を米軍兵士を
相手にしながら、実戦感覚を養っていらっしゃいます。

 

演奏家としての経験も申し分なく、1953年に作曲家として雑誌【平凡】のコンクールを経て、
デビューされました。

 

作曲家として非凡な才能を発揮し、数々のヒット曲を叩き出し、作曲家としての活躍は
素晴らしいものがあります。

 

現在の大物演歌歌手の多くは、船村徹さんの弟子の方が多くいらっしゃいます。

北島三郎・鳥羽一郎・大下八郎・ムーディー松島・
香田晋・静太郎・天草二郎・走裕介・
森サカエ・森若里子

特に鳥羽一郎さんや香田晋さんなどは実際に船村徹さんの家に住み込んでの師弟関係
だったようです。

 

日本の音楽界の発展に貢献したということで、数々の文化賞を受賞していらっしゃいます。

 

53年にサトウハチロー作詞の「たそがれとあの人」で作曲家としてレコードデビューされ、
主な作品に

「別れの一本杉」(春日八郎)、
「女の港」(大月みやこ)、
「ひばりの佐渡情話」(美空ひばり)、
「傘ん中」(五木ひろし)、
「流氷の駅」(走裕介)などがあります。

情感豊かな“船村メロディー”で数多くのヒット曲を生み出した船村徹さんの曲は大好きです。

船村徹さんの功績は

船村徹さんの功績は県内でも大きく顕彰されており、平成26年、宇都宮市出身の
ジャズサックス奏者、渡辺貞夫さん(84)と共に名誉県民に選ばれていらっしゃいます。

 

名誉県民はこの2人と陶芸家、島岡達三さん(1919~2007年)だけだそうです。

 

船村徹さんは同年6月の表彰式では「いくつになっても生まれ故郷は格別」と
話していらしゃいます。

 

14年には初の県民栄誉賞を渡辺さんと共に受賞し、車椅子を使うようになってからも
県の行事や塩谷町でのイベントによく顔を出し、ふるさとへの思いは人一倍強かった
ようです。

日本のこころのうたミュージアム・船村徹記念館 - 道の駅日光 日光街道ニコニコ本陣
日光市出身の作曲家船村徹氏の作品ほか、日本のこころのうたミュージアムと題された音楽に特化した施設です。大型スクリーンを有する3Dシアターを配置しているほか、3階の貸しスペースはカラオケや、小規模な音楽イベント等にも利用できます。

日本の心の歌ミュージアム船村徹記念館

 

昨年の文化勲章受章を祝う会が今年1月18日、東京で開かれ、船村徹さんは
ギターの弾き語りで「男の友情」を熱唱されたそうです。

 

船村徹さんの心に沁みる歌は大好きで、長く愛され続けている船村メロディー
奥行の深い感動の曲はこれからも歌い継がれてゆくことでしょう。

 

心より冥福を祈ります。   合掌

 

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