日本昔ばなしの声優、家政婦は見たシリーズなどでもお馴染みの市原悦子さんが
1月12日午後1時31分に心不全のため82歳で東京都内の病院で亡くなられました。
日本が誇る昭和の名女優はファンに惜しまれつつこの世を去られました。
死因は心不全だった
作年の12月に盲腸となってそれが悪化し、1月2日に入院され、1月13日のNHK
「おやすみ日本」で入院が発表されたばかりでしたが・・・
1月12日午後1時31分に心不全のため82歳で東京都内の病院で亡くなられました。
生前、市原悦子さんは健康だった体が、急に手足の痺れ、痛み、かゆみ、寒気が
発生し、パニックに状態になられたり・・・
体調が優れないまま、2018年には、NHKの大河ドラマ『西郷どん』のナレーションも
降板されました。
市原悦子女優としての経歴
市原さんの同期にはジェームス三木さん・大山のぶ代さん・冨士眞奈美さん・
義那道夫さんがいらっしゃいます。
1957年に俳優座に入団し、「りこうなお嫁さん」でデビューされました。
1957年 新劇新人推賞を受賞。
1959年 「千鳥」にて芸術祭奨励賞を受賞。
1963年 新劇演劇賞。
1964年 ゴールデン・アロー賞新人賞を受賞。
新劇女優として数々の受賞と高評価を得ていらっしゃいます。
1971年には俳優座を退団し、1972年に番衆プロを設立されました。
1975年には「まんが日本昔話」で、すべての登場人物の声を常田富士男さんと担当し
長年にわたって多くの視聴者に支持され、馴染み深いお声は今も耳に残っています。
日本昔ばなしは放送終了後には番組終了を惜しむ声が多く、2005年にはゴールデンタイムで
再放送されました。
市原悦子プロフィール
本名:塩見 悦子
生年月日:1936年1月24日 (82歳)
出身地:千葉市
配偶者:塩見 哲 (1961年〜)舞台演出家
身長:160 cm 体重53kg
所属:ワンダー・プロ
受賞歴:日本アカデミー賞 最優秀助演女優賞
家政婦はみた!市原悦子の当たり役!
1983年からの「家政婦は見た!」は25年以上も主役を務め上げ高視聴率を誇る市原悦子さんの
最大の当たり役となり、土曜ワイド劇場の人気シリーズになりました。
市原悦子さんの演技力は高く評価され、「俳優座が生んだ三大新劇女優」の一人と
言われています。(岩崎加根子さん、渡辺美佐子さん)
1990年には、「黒い雨」で日本アカデミー賞最優秀助演女優賞を受賞されました。
「黒い雨」の親子3人は(北村和夫、田中好子)きっとあの世で対面されているの
かも知れません。
市原悦子さんは、「家政婦は見た!」以外の2時間番組でも主演をこなし、
色々なジャンルで楽しませて頂きました。
かったるい?ものの言い方がほのぼのとした雰囲気をかもし出して市原悦子さんの
ドラマなら見たい~~になっていましたね。
2011年、福島第一原発事故に関連して「原発ゼロをめざす7.2緊急行動」の呼びかけ人を
務めていらっしゃいました。(他に湯川れい子さん、根岸季衣さん)
市原悦子は難病と闘っていた!
樹木希林さんが亡くなる前、市原悦子さんは難病と闘っていました。
市原悦子さんの病名は「自己免疫性脊髄炎」で、この病気の原因は特定することが困難な難病。
自己免疫性脊髄炎は、自分の組織を体が異物と認識し、攻撃してしまうことで、
脊髄に炎症が起こる病気です。
病に倒れてからは市原悦子さんは自宅で療養を続け、最近ではナレーションなどの
仕事をこなしてらっしゃいました
外出できない状態で、テレビ局のスタッフが自宅を訪れ、収録をこなす日々の中で
突然の樹木希林さんの訃報に、葬儀にも出席ができないまま・・・
全身のがんを患いながら、病気に負けない生涯現役を貫き通す、樹木希林さんの生き様は、
より強く胸に沁み、市原悦子さんの自分らしく生きたいとの想いを深められたようです。
2012年には、S状結腸腫瘍手術のために翌年の2013年1月に公開予定だった映画
「東京家族」をクランクイン前に降板されました。
代役として吉行和子さんが起用されました。
2017年1月13日に、自己免疫性脊髄炎の治療のため休業を発表され、
6月27日に2018年放送のNHK大河ドラマ「西郷どん」のナレーションで
現場復帰することが発表されていたのですが、体調不良で西田敏行さんに
変更されました。
市原悦子の結婚生活は?
市原悦子さんの夫は、舞台演出家の塩見哲さんですが、二人で一緒にメディアに
でることもなく、結婚生活については謎に包まれ、あまり語られていません。
塩見哲さんは、80歳で他界されています。
周りの評判では、仲が良いおしどり夫婦だったようで、市原悦子さんが出演する舞台では
必ず塩見さんが演出を行っていらっしゃることからも、仲睦まじいご夫婦だった様子が
が伺えますね。
子供さんは、お二人の間にはいらっしゃらないようです。
まとめ
市原悦子さんは、女優としてナレーターとして多大な功績を残され、その出演作品の数は
膨大です。
市原悦子さんの歌う白髪の歌も聞いてみたいですね。
テレビドラマ、映画、ナレーターとして本当に多くの作品に関わっていらっしゃった
市原悦子さん、樹木希林さん、市原悦子さんと・・・昭和の名女優がまたひとり・・・
心よりご冥福をお祈り致します。