宮島厳島神社のお守りご利益がなぜ人気なのか分かった気がします!

宮島

世界文化遺産にも登録された、幻想的な景観を堪能できる美しい社殿と

海上の大鳥居で有名な厳島神社。

約1400年の歴史を持ち、海上守護の神である市杵島姫命・田心姫命・湍津姫命を

祀られています。

平安時代の貴族住宅形式である寝殿造の様相を色濃く残す荘厳華麗な社殿の多くは

国宝に指定され、ユネスコの世界文化遺産にも登録されています。

干潮時には、本社から約200m沖に立つ朱色の大鳥居の下まで歩いて行くことができます。

 

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平清盛・毛利元就・豊臣秀吉も参拝

海を敷地として社殿が建てられるという独創的な建築様式で知られる厳島神社は、
平清盛、毛利元就や豊臣秀吉も参拝・祈願したという古社であり、世界遺産にも
登録されている文化財でもあり、初詣時期には多くの人が訪れます。

 

大晦日から「鎮火祭」「御神衣献上式」「歳旦祭」といった儀式イベントが目白押しで、
年越しで訪れるかたも多く船でのアクセスになるにも関わらず大晦日早めから賑わいます。

 

新年を厳島神社に初詣したら、買って帰りたいのが「お守り」ですよね?!

厳島神社のご利益・お守り

厳島神社には様々なお守りがありますが、最も有名なお守りは「交通安全祈願のお守り」です。

 

しかし、厳島神社の「交通安全祈願のお守り」は、他の神社のお守りとは、
少し変わったご利益が付加されます。

 

厳島神社は海に建立されている神社であり、1000年以上もこの宮島の地と瀬戸内の海を
加護してきました。

 

そして瀬戸内海の海を加護してきたのが、厳島神社の御祭神である
「宗像三女神(むなかたさんじょじん)」です。

 

市杵島姫命(いちきしまひめのみこと)
田心姫命(たごりひめのみこと)
湍津姫命(たぎつひめのみこと)

 

市杵島姫命は神仏習合時代には仏教の女神の弁才天と習合し、
隣接する大願寺と一体化して大伽藍を構成していました。

 

現在、大願寺は「日本三大弁才天」の1つとされています。

 

この神様は古くから「海上交通を加護する神様」として崇敬を集めている神様であり
「漁師」を営む者や、朝鮮と交易を行う「商船団」を抱えた「商人」などに
「水難避けの神様」として崇められてきた歴史があります。

 

そんなことから、通常の交通安全のご利益の他に・・・

「水災に関する災いを祓い、水難からも護られる」といった
ご利益も授かることができます。

 

厳島神社の「交通安全祈願のお守り」の値段は500円です。

開運のお守り

厳島神社と言えば、「平清盛」が浮かんできます。

 

平清盛は厳島神社を大修繕し、社殿を綺麗に整え、平氏の益々の興隆を祈願します。

 

厳島神社の修繕後、文字通り平氏は益々をもって繁栄の一途を辿り、武家では初めてとなる
「太政大臣(だいじょうだいじん)」に任ぜられ、武家主体の政治を歴史上、
初めて存立させ「平氏であらずんば人にあらず」などと言う言葉が日本中に広まるほどの
栄華を極めます。

 

そしてもう1人、あまり知られていませんが厳島神社へ大戦の前に
参拝した有名な武将がいます。

 

それが、日本の乱世である戦国時代を平定し天下人となった「豊臣秀吉」です。

 

秀吉が天下統一の直前に厳島神社へ「戦勝祈願」に訪れていたことは、
あまり知られていません。

 

秀吉は厳島神社への参詣後、九州の覇者「島津氏」を降伏させ九州を平らげた後、
関東の北条氏の小田原(相模国)を平らげ、その過程で奥州(東北地方)の
覇者「伊達氏」を降伏させて見事に天下を手中に収めています。

 

このお守りは、そんな平清盛や豊臣秀吉の開運や幸運にアヤかったお守りと言えます。

他にもご利益のあるお守り

 

宮島・厳島神社には「交通安全守り」や「開運守り」の他にも
以下のようなお守りがあります。

「学業成就・学問向上」
「家内安全」
「商売繁盛」
「健康長寿」
「病気平癒」
「勝運・必勝祈願」
「安産」

お守りの値段は500円~です。

ステッカーのお守りも販売されおり、300円で授かることができます。

縁結びのお守り

厳島神社には、「開運守り」や「交通安全守り」が有名で、
他のお守りにはあまり目を向けられていないようですが・・・

有名なお守りがあります。

それが縁結び守り」です。

 

厳島神社の御祭神「宗像三女神」の2柱の神様の、

田心姫命(たごりひめのみこと)」と
湍津姫命(たぎつひめのみこと)」は、

「縁結びの大神」であり出雲大社ご鎮座の

大国主命(おおくにのぬしのみこと)/大国主大神」と結婚して
夫婦の契りを結ばれた神々です。

 

「田心姫命」と「湍津姫命」とも大国主命と間に子神を授かっており、
夫婦仲は円満であったと言い伝えられています。

 

そんな大国主命との縁にアヤかったお守りが厳島神社の「縁結びのお守り」です。

 

見方を変えると、3柱の神様のうち2柱の神様とも「縁結びの大神・大国主命」と結ばれており、
それぞれに子神を授かっていることから、これほどの強力な縁結び効果はないような気がします。

 

厳島神社に訪れた際は、是非「縁結び守り」を授かって縁結びのご利益も授かってください。

お守りの効果は?

通常、お守りの効果は「1年」といわれています。

 

授かったお守りは、購入した神社にお返しするのが礼儀とされています。

 

今、持っているお守りを翌年も翌々年もそのまま放置したり、効果が薄れたからといって、
どこかへ置き忘れたり、捨ててしまったりでは、せっかくのお守りが気の毒なので・・・

 

厳島神社には、古いお守りを回収するための「古札回収箱」が設置されています。

 

古いお守りをお持ちの方は、この「古札納札箱」へお返ししてください。

 

その後、厳島神社にて「お焚き上げの儀」を行っていただけます。

厳島神社のとんどでお焚き上げ

厳島神社では、毎年1月14日に「とんど」と呼ばれる「お焚き上げの儀式」が行われます。

 

ご自身の足で「とんど」へ訪れてお焚き上げしてもらうのが、
もっとも最適な方法といえますが・・・

 

厳島神社までは遠くてお守りの処分に行けない方もいらっしゃると思います。

 

厳島神社(社務所)へ返納方法をお問い合わせされるのがいいかも・・

電話番号: 0829-44-2020
営業時間: 6時30分~18時00分
住所:   〒739-0588 広島県廿日市市宮島町1-1

新春イベント情報

2019年1月1日 0:00 御神衣献上式、5:00 歳旦祭、舞楽(1曲)
2019年1月2日 8:30 二日祭、13:00 舞楽(2曲)
2019年1月3日 9:00 元始祭、13:00 舞楽(6曲)

宮島・厳島神社アクセス

アクセス:広電宮島口近くのフェリー乗り場から
フェリーで10分(大晦日~元旦は10~15分おきの終夜運行、
(大晦日は車での乗船不可)
広島港から高速船などもあります。
例年の人出:約10万人
人出ランキング:人気度広島県内で4位

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