【人生の楽園】3月31日(土)午後6時~6時30分
三重・桑名市~ 祭車のミニチュア作り ~
かつて東海道五十三次42番目の宿場町として栄えた三重県桑名市が舞台です。
趣味で「祭り山車」のミニチュアを作っている上山(うえやま)久男さん(68歳)と
ミニチュア作りを手伝っている妻のまゆ美さん(61歳)が主人公です。
目次
上山久男さんプロフィール
船大工をしていた父親の勧めで、ベアリングメーカーの工場に就職し、
技術畑一筋で68歳まで頑張って来た久男さんは、退職後、何をして暮らしたらいいのか?
分からなかったそうです。
そんなある日、長女の綾花さんから退職祝いとして、城の木製キットが届きます。
それを作り始めたことがきっかけでミニチュア作りに魅せられた久男さんは、
その後も五重塔や帆船など様々なキットに挑戦しました。
そして遂には市販のキットではなく「オリジナルのミニチュアを作りたい!」と思い、
題材として選んだのが、桑名市で毎年8月に開催される「石取祭(いしどりまつり)」の
華やかな山車、「祭車(さいしゃ)」でした。
なぜ?祭車を選んだのか?
久男さんが大の祭り好きだから・・・だったからだそうです。
桑名市はどんなまち?
伊勢平野と濃尾平野の境にある人口約14万人の都市です。
愛知県と岐阜県に接しており、名古屋市から25km圏に位置する。
名古屋市のベッドタウンとして宅地開発が進んでいるほか、
機械・金属系を中心とする工業都市でもあるようです。
無形文化財に石取祭や連鶴の折り方の「桑名の千羽鶴」などがあります。
木曽三川や多度山の雄大な自然に恵まれ、交通の要衝として栄えた
歴史や文化が数多く残るまちであるとともに、日本有数のテーマパークを
抱える県内屈指の観光都市です。
2004年(平成16年)12月6日に桑名市、桑名郡長島町、多度町の3市町村が
合併(対等合併)して誕生した市です。蛤(はまぐり)料理に代表される食文化を有し、ナガシマスパーランド、多度大社、
六華苑、東海道の七里の渡しなど、豊富な観光資源に恵まれた三重県下屈指の観光都市である。石取祭とは?
石取祭は、桑名の夏の風物詩で江戸時代から続く桑名市の伝統的なお祭りです。
煌びやかに飾られた多くの「祭車」が大きな音をたて賑やかに練り歩くそうです。
「国指定重要無形民俗文化財」に指定されているようです。
日本一うるさい祭りだとも・・・?
ユネスコ無形文化遺産にも指定されています。
くわな石取祭り日程・アクセス公式ページ
久男さんが作る祭車は実物の10分の1の大きさで、出来るだけ接着剤を使わず、
実物と同じ様に木を削って組み立てるため、完成まで3カ月もかかるそうです。妻のまゆ美さんも切り出したパーツのヤスリがけなど簡単な作業を手伝っています。
退職後、祭車のミニチュア作りを楽しんでいる久男さんと、妻・まゆ美さんの日常を通して、
退職後の暮らし方と趣味の大切さを紹介されます。