大小迫つむぎの家手もみ気仙茶は地域の伝統!次の世代に【人生の楽園】

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【人生の楽園】4月7日(土)午後6時~6時30分

岩手・大船渡市~ 絆をつむぐ夫婦の里山 ~

自然に恵まれた岩手県大船渡市三陸町綾里に、Uターンし里山再生を目指す、

千田耕基さん(71歳)と永久世さん(70歳)ご夫婦が主人公です。

 

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千田耕基さんプロフィール

耕基さんの故郷は大船渡市・綾里地区です。

 

永久世さんは福島県出身、上京し働きながら夜間大学に通っていました。
そんなお二人がたまたま・・・アパートで隣の部屋に住んでいた耕基さんと
出会い、結婚し、3人の子どもが生まれました。

 

耕基さんの家は昔から「大小迫(おおこばさま)」の屋号で呼ばれ、両親が先祖から受け継ぐ
山林や農地を管理されていました。

 

盆正月には家族で帰省し、永久世さんも里山での暮らし方やしきたりを学ばれたようです。

 
しかし、耕基さんの両親が亡くなると、里山は次第に荒れていきました。
耕基さんの定年が近づく頃・・・・

「このままにしておいては先祖が悲しむ、里山再生をしたい」と考え始め、
2010年に、夫婦で神奈川県から大船渡市にUターンされました。

大小迫つむぎの家とは?

大小迫つむぎの家

 

千田さんのお宅は築141年古民家で、揉み板や助炭、土風呂(焙炉)など、
昔の製茶道具が今でもきちんと保存されてたようです。

 

両親が暮らしていた築141年の母屋を「大小迫つむぎの家」と名付け、
里山再生の拠点としご夫婦は活動をスタートされます。

 

手もみ製茶にチャレンジ

大小迫つむぎの家
ご夫婦の暮らしは里山の自然や恵み、資源を大切に使いながらの自給自足のようです。
山を整備し、伐採した木は薪や炭にして有効活用されています。

 

4年ほど前から、手もみ製茶にチャレンジされています。

 

里山にある茶の樹から新芽を摘み、古民家の中で、昔の製茶道具を使って、
気仙地域の手もみ製茶法を再現し、できあがった気仙茶をみんなで味わう!

 

なんとも贅沢なお茶会ですね~~ヽ(*´∀`)ノ

 

気仙茶とは?

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爽やかな甘みがあり、余韻が続き、飲むと生命力が沸いてくるようなお茶です。

それは「在来種」「古木」「手摘み」「肥料が少ない」

 

「家族や地域で大切にされてきた自家用茶」などの特徴によるもので、
今の日本のお茶の中では、希少なものになっているようです。

 

また、栽培は「茶畑」ではなく、多くは、畑の端の「畦畔(けいはん)」に一列植えられており、
100年以上家族の暮らしと共生してきたお茶の木がたくさん残っています。

 

様々なものを手づくりしてきた、陸前高田や大船渡の、
「自然と共生する自給的な暮らし」の象徴です。

 

ほとんどが「商品」ではなく自家用として、家族のために作られてきたお茶で、
お茶の木一本一本に、家族代々の茶摘みの思い出が残り、
自家製のお茶を飲む家族団らんの思い出があります。

 

震災で家族や親戚・友人、家や町、田畑・・多くのものを失った陸前高田と大船渡で、
長い歴史を持つお茶の木とお茶文化は、単なる家族の記憶だけではなく、
地域の人々みなが共有できる歴史・物語になりつつあるようです

 

岩手県陸前高田市内で発祥したという気仙茶は、現在、隣接する大船渡市、
宮城県の気仙沼市などにも茶の木があり、摘まれています。

 

この一帯のお茶を気仙茶と呼んでいます。

気仙茶の歴史

発祥は江戸時代(1700年代?)にさかのぼり、300年の歴史があると言われています。
明治~昭和初期は、生産が盛んで、地域外に出荷されていたようですが、
戦時中に減少し、以来は主に自家用として作り続けられてきました。

 

昭和30年代に製茶工場ができるまでは、各地域・家庭で、手もみで
緑茶が作られていましたが、製茶工場が出来てからは製茶工場での
委託加工に移行していきました。

機械製茶の北限のお茶

気仙茶

茶の木がありお茶を作っているのは、秋田県能代市や青森県黒石市などもあり、
その意味では北限とは言えませんが、製茶工場がある茶産地
(それだけの生産量や地域的な広がりがある)としては気仙が日本最北です。

 

今でも数十軒の生産者が、生葉を摘んで、製茶工場に加工委託しています。

 

気仙茶の特徴

気仙茶には、単に北限であること以上に、大切な特徴がいくつもあるそうです。

*在来種が多い
在来種とは、やぶきたなどの品種茶が出来る前からその土地にある種類。
実生で植えるものがほとんどなので、雑種化しています。
現在日本ではやぶきたなどの品種茶が9割を占め、在来種は1割程度なのですが、
気仙にはまだまだ在来種が残っています。

*古木が多い
今の日本の茶産地では、30~40年すると植え替えすることが多いそうですが、
気仙のお茶の木は100年、200年前から植え替えていない、という
古いお茶の木が多く残っています。

これは人と茶が長く共生してきた証であり、また、在来種であることと相まって、
特徴的な味わいを生み出します。

*野性的なお茶の木が多い
気仙の茶は畦畔(方言では「ママ」)に植えられていることが多く、
また、静岡のような畝ではなく、一本一本生えている「自然仕立て」が多いです。
背の高さを超えるような気仙の茶の木は、独特の景観を作っています。
(気仙茶を守る会より)

 

まさに「現代に蘇る気仙茶の伝統」です。
千田さんご夫妻は、ここを拠点に、地域の方々とともに、大小迫の里山を
再生させる活動を精力的に続けられています。

北限の気仙茶を守る会

 
そんなご夫婦のもとには、ご近所さんや地元の子どもたちが日々集い、
とってもにぎやかです。

 
「大小迫つむぎの家」という名前には、人と人、人と自然をつなぎ
「紡ぐ」という思いが込められています。
 

とても素敵な名前ですね。

 
自然と共に歩む「里山暮らし」を守り、後世に受け継いでいこうと、
情熱を傾ける千田さんご夫婦の日常が紹介されます。

 

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