【人生の楽園】香川・綾川町いなもくは天然木の隠れ家

人生の楽園

【人生の楽園】2017年3月25日(土)6時~6時30分 香川・綾川町

~ 父の想い継ぐ山里の店 ~

讃岐うどんの発祥の地とも言われている香川県綾川町が舞台です。

静かな山里にひっそりとオープンしたはずが、クチコミやSNSで情報が拡散し、

手打ちにこだわったモチモチの麺、昆布や煮干し、ウルメなどで3時間かけて

仕上げるスッキリとしたダシは、記憶に残るおいしさと、

早くもうどん通や県外からのお客さんが訪れて人気のお店となっています。

 

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安川早苗さんプロフィール

高知県で生まれ育ち看護の仕事に就いた早苗さんは、綾川町出身の隆志さんと23歳で
結婚し2人の男の子が生まれました。

 

父の想いを受け継ぎ、木材店を始めた安川早苗さん(58歳)は、幼い頃から木材商の
父・稲田英雄さんに連れられ高知市の木材市場に行っていたそうです。

 

木の香りが好きで、いずれは何か木に関わることが出来たらと思っていたと・・・

天然木の香りの隠れ家

 

早苗さんの転機は、英雄さんが木材市場を退職し、個人で稲田木材店、
屋号「いなもく」を始めた時だそうです。

 

昔から抱いていた木に関わることがしたいと、父・英雄さんに店の手伝いを
願い出たそうです。

 

英雄さんは「やれるだけやってみろ」と背中を押してくれたと・・・

 

早速、営業回りを始めますが、最初は相手にすらしてもらえなかったそうです。

 

それでも頑張っていた早苗さんでしたが「いなもく」を手伝い始めて6年が過ぎた頃、
英雄さんが突然亡くなります。

 

志半ばでしたが「いなもく」は畳むことに!

 

英雄さんが亡くなって8年が経ち、早苗さんは「いなもく」を再開することを
決意されました。

 

父の想い、沢山の人に「木のぬくもり、木の良さを伝えたい」と、自宅納屋を改装し、
木製テーブルやイス、小物などの販売を中心にした「いなもく」を、2010年再スタート
されました。

 

今は、懐かしい木の香りの無垢家具はほとんど見かけることもなくなりましたが・・・・

 

「いなもく」では早苗さん自身が選んだテーブルや椅子、まな板、積み木など木の温もり
溢れた商品が並び、木の香りに癒やされます。

 

やっぱり・・・木のぬくもりはいいですねぇ~~

 

安川家は3世代7人家族

安川家では毎日午後6時に夕食です。

夫・隆志さん、長男夫婦、次男、そしてお孫さん2人が一つ屋根の下に暮らす大家族で、
3世代7人、みんなで肩や肘をぶつけ合いながらもワイワイガヤガヤ円卓を囲む家族です。

 

会社勤めの夫・隆志さんは、晩酌しながら、お孫さんとの会話に満面の笑顔。

 

そんな隆志さん、家族がお店を始めてから、自宅の田んぼや畑を一人で耕すなど、
自分の出来ることで家族を応援していらっしゃいます。

讃岐うどんは長男夫婦が~

長男・昌孝さん夫婦は去年11月から「いなもく」の1階で、讃岐うどんのお店を始めました。

 

屋号は同じ「いなもく」です。

 

〒761-2202  綾歌郡綾川町枌所西甲1420-3
電話番号:087-814-4154
営業時間:午前10時半~午後2時
※うどんがなくなり次第終了
定休日:木曜

釜揚げしょうゆ:小 300円 大 400円
かけうどん:  小 300円 大 400円
釜玉うどん:  小 370円 大 470円

長男・昌孝さんご夫婦が営む讃岐うどんの店では、昌孝さんがうどん作りを担当。

お嫁さんの弘美さんはおにぎり。

早苗さんは、うどんに欠かすことの出来ない天ぷらを担当していらっしゃいます。

 

うどん店で4年間修行を積んできた昌孝さんが打つうどんは、コシがあり喉越しが良いと
評判で、毎日来てくれる常連さんもいるほどで、中には1度に4玉食べるお客様も
いらっしゃいました~~ww

 

早苗さんは木材店をしながら、うどん店も手伝い始め忙しい日々を送っています。

道の駅でみかけた木の工芸に魅せられて!

この日、早苗さんは木工職人・曽我さんの工房「サブ工芸」にお邪魔しました。

 

お店を再スタートする際、道の駅でたまたま「サブ工芸」の積み木を見かけ、
一目で気に入りお付き合いが始まりました。

 

以来7年間お付き合いが続いているそうです。

 

今回も5月の節句用に「木製の鯉のぼり」を注文されていました。

出来上がりが楽しみですね。

 

亡き父の想いを継ぎ、木材店を復活させ頑張る早苗さんと見守り支え合う家族の姿。

 

そして父の代からお世話になっている人々との交流が紹介されます。

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