【早春神楽共演大会】伝え続けた20年!
五穀豊穣を寿ぐ、神々との祭典が開催されます。
【20周年記念大会】ということで演目・出演団体は豪華です。
全国有数の神楽どころとして知られ、県内には300近い神楽団が活動しています。
今回は、パリコレにも出演の「八岐大蛇」も出演!見逃せないですねぇ~(´∀`*)
早春神楽出演団体・演目は?
第一部 原点を見つめる
天の岩戸 原田神楽団(安芸高田市)
第二部 伝統を受け継ぐ
鍾馗 三谷神楽団(安芸太田町)
大江山 川北神楽団(安芸太田町)
塵倫 筏津神楽団(北広島町)
【20周年記念 八岐大蛇 (広島神楽団)】
「広島神楽団」は2015年、中南米(メキシコ、ブラジル)公園のため、
広島県、神楽町起こし協議会、安芸高田市神楽協会、NPO法人広島神楽芸術研究所などの
呼びかけにより、県内の神楽団から選抜された17名で結成され「紅葉狩」「八岐大蛇」の
2演目を上演しました。
2017年にはそのメンバーを中心に14名で再結成し、フランス・パリで開催される
ファションウィーク(通称:パリコレ)で「八岐大蛇」を上演されました。
二つの公演合わせて13神楽団23名が、広島から世界に伝統芸能「神楽」を発信し、大きな
反響をよんだそうです。
第三部 新たなる神楽への挑戦
橋弁慶 大塚神楽団(北広島町)
寿永の乱 宮乃木神楽団(広島市)
奥州平泉 琴庄神楽団(北広島町)
瀧夜叉姫 中川戸神楽団(北広島町)
吾妻山 横田神楽団 (安芸高田市)
開催日・場所案内
開催日:2018年2月18日(日)
場所:広島文化学園HBGホール(旧広島厚生年金会館)
入場料:SS席 6000円 S席 5500円
A席 4500円 B席 2000円※2017年12月2日(土)午前10時より チケット販売開始
主催:中国放送、RCC文化センター記事より引用
神楽好きに見逃せない
神楽は豊作・豊漁を願い、疫 病を追い払う儀式として舞われたのが始まりとされています。
広島の神楽ファンは、新春は神楽で始まるのです~~ww
神楽の見所はあらすじがあって歴史的背景があるのがいいのです。
大江山(おおえやま)
丹波の国、大江山に酒呑童子(しゅてんどうじ)という悪鬼が茨木童子(いばらぎどうじ)や
唐熊童子(からくまどうじ)ら多くの手下を従えてたてこもり、都や付近の村里に出没しては
暴れまわり、良民を苦しめていました。
時の帝一条天皇は、武勇の誉れ高い源頼光(みなもとのらいこう)に征伐を命じました。
勅命を受けた頼光は渡辺綱(わたなべのつな)、坂田金時(さかたのきんとき)ら四天王を
引き連れ、山伏修験者に変装して大江山へ向かいます。
道中、草刈り人夫の栗木又次郎(くりきまたじろう)に大江山の様子を聞き、都から童子の
手下に連れ去られていた紅葉姫に、童子の住む岩屋へ案内させました。
そして、都の穀で作った酒と偽り、神便鬼毒酒を酒呑童子らに飲ませ、遂に酒呑童子を
征伐するという物語です。
八岐大蛇(やまたのおろち)
高天原を追われた素戔鳴尊(すさのおのみこと)は、出雲の国 簸の川(ひのかわ)の川上で、
嘆き悲しむ足名椎(あしなづち)、手名椎(てなづち)老夫婦と奇稲田姫(くしなだひめ)に
出会います。
その訳を尋ねると、7年間に7人の姫を大蛇に取られ、1人残った奇稲田姫も今夜大蛇に
取られてしまうと言います。
そこで、素戔鳴尊は大蛇の好むという酒を用意させ、酒樽の中に姫の姿を映し、大蛇に
毒酒を飲ませ、酔いつぶれたところを十握(とつか)の剣で退治します。
大蛇の尾の中から出てきた剣を「天叢雲剣(あめのむらくものつるぎ)」と名付け
天照大神に捧げ、めでたく奇稲田姫と結婚する物語です。
塵倫(じんりん)
この国に悪災を与える「塵倫」という鬼は、背中に翼を持ち、天空を自由自在に
駆け巡ることができました。
しかも、神通力を駆使し、戦術にも長けたこの鬼は数万騎の軍勢を従え、庶民を大いに
苦しめました。
そこで、時の帝、仲哀天皇は、不思議な霊力を発揮するという弓矢を武器に、
この恐るべき敵に戦いを挑んで見事撃退するという物語です。
滝夜叉姫(たきやしゃひめ)
平安末期、下総(しもうさ)の国で朝命に逆らい、自ら親王(しんのう)と名乗っていた
平将門は、朝廷の命を請けた、いとこの平貞盛と藤原秀郷、俵藤太のためにあえなき
最期を遂げてしまいます(天慶の乱)。
父の意志を継ぎ恨みを晴らそうとした娘の五月姫は、京都の鞍馬にある貴船神社に
祈願し妖術を授かります。自らを滝夜叉姫と名乗り、下総の相馬の城に帰り、多くの
手下を集め朝命に背き天下に災いをなします。
そこで朝廷の命を請けた大宅中将光圀(おおやのちゅうじょうみつくに)が陰陽の霊術を
もってめでたく成敗するという物語です。
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