かかし(案山子)祭りの日は東村町のみんなが人間仮装かかし!

案山子

ユニークなかかしがずらりと並ぶ秋の恒例イベント「東村町かかし祭り」

今年も開催されます。

秋の収穫に感謝し、農作業の苦労をかかしに託してねぎらうユーモラスな祭り。

沿道にかかし約100体が並び、大かかしも展示されます。

また、たくさんの仮装かかしが登場し、会場内を練り歩いた後

「東村かかし音頭」の輪に入り踊ります。

 

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かかし(案山子)祭りって?

秋の豊作を祝い、一年の労働に感謝しようと昭和21年に始まりました。

 

秋の収穫に感謝し、農作業の苦労をかかしに託してねぎらうユーモラスな祭りです。

 

敗戦による人心の荒廃と物資不足の窮乏生活の中で、当時の村のリーダーたちが
考え出した農村社会の娯楽の1つでもあったようです。

 

敗戦の翌年から毎年12月の第1日曜日に欠かさず行われており、
都市化の進む現代はコミュニティーづくりの面でも効果をあげているようです。

かかし祭りの当日、東村小校庭には高さ約6メートルのシンボルかかし
『ひがし大ちゃん』が立ち、その左右に町内7自治会がそれぞれ製作した
高さ2~3メートルのかかしが並びます。

 

会場周辺の道路脇から会場の中へは、子ども会など町内各種団体や町外からの
出品されたかかし約150体が、来場者を迎えてくれます。

 

趣向を凝らしたかかしの展示や仮装かかし、かかし着付け競技、模擬店、バザー、
餅投げなどが行われるほか、体育館内では、生け花、盆栽、書画などの作品展示も
あるようです。

 

 

イベントは、保育所児童・小学校児童による踊りから始まり、町民が『東村かかし音頭』を
元気いっぱいに披露し、そしていよいよ仮装かかしの入場。

 

これは・・・・他のかかし祭りでは例を見ない人間仮装かかしです。

 

その年に活躍したスポーツ選手や漫画の主人公、話題をまいた政治家などをモチーフに、
各自治会が当日まで秘密裏に製作されるそうで・・・

大変ユニークで、アイディア・コンクールの感があって楽しいかかしですね。

校庭に勢ぞろいしたところで祭り実行委員長が
「かかしの皆さん、1年間ご苦労さま」とねぎらえば、
かかし代表は・・・
「来年もみんなでええ米を作ってくだしゃあ。私たちもがんばりますけぇ」と
ユーモラスにあいさつを交わすのだそうです。

新鮮野菜・陶芸作品の販売

当日は軽食から格安の新鮮野菜・陶芸作品まで販売され、体育館では、生け花・書画・
工芸品等・農産物の展示があり、祭りのフィナーレには餅投げも行われます。

 

地域の文化祭的な側面もある、コミュニケーションの場としての役割を
大切にしている祭りのようです。

東村町かかし祭りアクセス案内

住所:   〒729-0251 広島県福山市東村町2543

問合せ先: 東村町かかし祭り実行委員会
〒729-0251 広島県福山市東村町2536-1東村公民館内
TEL 084-936-0600
開催日:  2017年12月3日日曜日 10:00〜15:00

アクセス:山陽道福山西ICから車で10分
料金:   無料
開催地: 東村小学校グラウンド・体育館

ガイド:JR山陽本線松永駅からタクシー10分
山陽道福山西ICより北西に約2.5キロメートル、福山大学を目標

まとめ

敗戦直後、打ちひしがれ、疲れ切った住民の心を一つにまとめ、

不足していた食糧を確保できたことに感謝しよう!
と始まった”戦後っ子祭り”の第一号だそうです。

 

農作業に無言で努力した住民を「かかし」に言いかえ、家族そろってねぎらい合おう、
との趣向で、自治会連合会をはじめ町内の各種団体で祭り実行委員会を結成し、
会場設営に携わる町ぐるみのコミュニティー活動の原型ともいえるようです。

 

かつては、この祭りの日を目標に特産、イ草の植付けもしていたそうですが・・

 

現在、町内からイ草はほとんど姿を消し、年々、土のにおいは薄れているとか・・

 

福山地方の師走行事としてすっかり定着しているのです。

秋の収穫に感謝し、農作業の苦労をかかしに託してねぎらうユーモラスな祭り。

沿道にかかし約100体が並び、大かかしも展示されます。

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