3月29日に新型コロナウイルスによる肺炎でこの世を去った志村けんさん。
「キネマの神様」では、菅田将暉さんとの2人1役で映画を愛する主人公ゴウを
演じる予定でした。
物語は過去と現在を描く2つのパートに分かれており、過去パートは3月末に撮影終了。
4月から志村けんさんも参加する現在パートの撮影に入ろうとしていた矢先の訃報でした。
志村けんさんの代役として長年親交のあった沢田研二さんがご出演されることに・・・
「キネマの神様」に沢田研二?
志村けんさんの突然の訃報に日本中が悲しみに包まれ、さらには緊急事態宣言の
発令により、現在、撮影は長期中断を余儀なくされている「キネマの神様」。
バラエティ番組「8時だョ!全員集合」「ドリフ大爆笑」などのコントで志村けんさんと
共演歴があり、ラジオでは共同の冠番組も持っていた沢田研二さんが、
14年ぶりの映画出演を果たされることに・・・
山田洋次組への参加は1982年公開「男はつらいよ 花も嵐も寅次郎」以来、
38年ぶりとなるようです。
沢田研二さんは「志村さんの、お気持ちを抱き締め、やり遂げる覚悟です」と
意気込みを語っっていらっしゃいます。
プロデューサーの房俊介さんは
志村さんと縁が深い沢田研二さんは、誰よりも志村さんの想いを抱きしめ、
取り組んでいただけると思います。人生のおかしさや哀しみ、夢や挫折を背負い、繊細な狂気をまとった主人公のゴウ。
志村さんは、この役を演じる事をとても楽しみにしておられました。
残念でなりません。心からご冥福をお祈り致します。
兼ねてから志村さんと縁が深い沢田研二さんは、誰よりも志村さんの想いを
抱きしめ、取り組んでいただけると思います。かつて『男はつらいよ』でご一緒した山田監督は「志村さんとは違う
ゴウちゃん。沢田研二さんならば、別なゴウちゃんの魅力を引き出してくれると
確信しています」と仰っております。周りを包み込む暖かい色気、唯一無二の感性を持ち合わせた沢田研二さんと、
新たな『キネマの神様』を描いていきたいと思います
と期待を寄せていらっしゃいます。
本業は歌手の沢田研二さん、芝居経験も豊富でコメディーセンスにも定評があり、
「―全員集合」では、志村けんさんと息の合ったコントを度々披露していた2人の
関係性から白羽の矢が立ったようです。
キネマの神様のあらすじ
映画は、1920年に松竹の前身となる松竹キネマ合名社が設立され、
今年で100周年を迎えることを記念して製作されました。
原作は人気小説家の原田マハさんが自身の家族、経験を基に書き上げた
キネマの神様で、“家族”をテーマとした物語を過去と現在パートで描かれています。
沢田研二さんさんは、無類のギャンブル好きで、妻・淑子(宮本信子さん)や
家族に見放されたダメ親父(おやじ)のゴウを演じられます。
志村けんさんとダブル主演を務める菅田将暉さんが若き日のゴウ、永野芽郁さんが
若き日のゴウが恋心を抱く食堂の娘を演じられます。
撮影は3月1日にクランクインし、同月末に過去パートの撮影が終了し、
4月から現在パートの撮影に入ろうとした矢先に、志村さんの訃報が入りました。
山田監督をはじめ、キャスト、スタッフは動揺を隠すことができなかったと・・・
「緊急事態宣言」により現在、撮影は中断されているようですが・・・
沢田研二さんのキャスティングは、スタッフが撮影を無事に終わらせ、
作品を完成させることが志村けんさんへの一番の供養になると信じ、
コロナ禍の終息が見えない中、映画を映画館で安心して見ることができる日を願い、
キャスト、スタッフが改めて一致団結し、作品の完成を目指していらっしゃるようです。
公開は、当初予定されていた2020年12月を見送り、2021年で調整をされているとか・・・
キネマの神様(文春文庫)の原作も読んでみたくなりました。
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まとめ
まさか・・・の代役発表でしたが沢田研二さんと志村けんさんは、
かつて同じ事務所の先輩後輩という間柄で仲が良く、以前一緒に
コントやっていらっしゃいました。
妖艶な沢田研二さんですが、全く違和感もなく顔つきもそっくり感がありましたね。
志村けんさんもきっと大変喜んでいらっしゃるのではないでしょうか?
映画が公開されたら絶対みたいです~~~ww
沢田研二さんの心意気にも感動し、今から楽しみです。