村山由佳猫と暮らす戦友もみじNHKネコメンタリー猫も杓子もに登場!

村山由佳
ネコメンタリー 猫も、杓子(しゃくし)も。

「村山由佳ともみじ」2020年4月29日(水)22時50分~23時15分

爽やかな青春小説から深い官能を描いた作品まで、数多くの恋愛を描いてきた

直木賞作家・村山由佳さん。

なにゆえ、作家は猫を愛するか?

村山由佳さんが愛猫・もみじとの日々を書き下ろしでつづる、軽井沢を舞台に

人生の機微を描く作家の異色のドキュメントが放送されます。

 

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村山由佳プロフィール

本名: 村山由佳(むらやま・ゆか)
誕生日: 1964年7月10日(55歳)
出身地: 東京都(軽井沢在住)
職業: 小説家
最終学歴 :立教大学文学部日本文学科
ジャンル:恋愛小説
代表作: 『天使の卵-エンジェルス・エッグ』(1993年)
『星々の舟』(2003年)
主な受賞歴:小説すばる新人賞(1993年)
直木三十五賞:(2003年)『星々の舟』
中央公論文芸賞:(2009年)『ダブル・ファンタジー』
島清恋愛文学賞:(2009年)
柴田錬三郎賞:(2009年)
デビュー作:『いのちのうた』(1990年)

 

エッセイに『晴れ ときどき猫背』など、近著に『嘘 Love Lies』

 

『風は西から』『ミルク・アンド・ハニー』『燃える波』などがあります。

 

軽井沢で猫の”もみじ”との暮らし

高原の軽井沢で、暮らすのは17歳の「もみじ」(雑種♀)。

 

物心つく頃には家に猫がいて、これまでたくさんの猫と生活を共にしてきた
村山由佳さんの中でも、もみじは特別な存在のようです。

 

二度の離婚を経験し波乱万丈ともいえる私生活と共に作風も大きく変化した村山由佳さん。

 

もみじはその苦楽の全てをそばで見てきました。

 

高齢のもみじの最期を意識する日々の中で、かけがえの無い時間の積み重ねの
ドキュメントです。

キャリアを築きながらも欲求は満たされず

29歳で小説すばる新人賞を取り、38歳のとき『星々の舟』で直木賞を受賞。

 

25年にわたり順調なキャリアを築きながらも、仕事で承認欲求が
満たされることはなかったという村山由佳さん。

ずっと恋はしていましたね。
全く褒められたことではないのですが、いつも新しく好きな人が
できたことを機に、前の人と別れてきました。

人を好きになるときは頭で考えたりしないし、好きになったら
飛び込んでみようという性格。

それは今更変えられないから、仕方ないかなって・・

恋愛をもうやめたいということはあったと思うんです。
けれど、ずっと自己肯定ができなかった自分にとって、
恋愛は承認欲求を満たすもの。

恋愛への依存がありました。

何とも不可解な心情ですが、物を書く人の思考は理解しがたいものが
見え隠れのようですが・・・

 

村山由佳さんは、2003年に「星々の舟」で第129回直木賞を受賞され、
その後も夫以外との性愛を描いた「ダブル・ファンタジー」や母親との葛藤を
描いていらっしゃいます。

 

「放蕩記」など、自身の内面をモチーフにした作品が高い評価を浴びる売れっこ作家です。

 

特に「ダブル・ファンタジー」はそれまで少女の青春恋愛ものから作風を一変させ、
女性の奥底に蠢く性愛、複数の男たちとの官能的な描写がちりばめられた作品であり、
その後の村山由佳さんの作風を決定づけた作品でもあったようです。

 

そしてこの作品を執筆中の2007年、17年寄り添った最初の夫と離婚され、
今回離婚することになる9歳年下の男性と再婚されました。

 

9歳年下の再婚相手とは?

 

 

結婚前はバーテンなど水商売していた野性的でワイルドなタイプだそうで・・・

 

いわば夫はほぼ無職で、生活費などすべては村山由佳さんの腕にかかっていたらしく、
金銭的な葛藤、そして仕事のない夫のプライドが結婚生活に陰を落としていたようです。

 

夫を自分の事務所社長に据え、マネージメントや秘書的役割を与えているものの
実際には作家のマネージメントや秘書的な仕事はしていなかった」とも・・・

「自分の限界を超えるほどの仕事を引き受けていたけれど、出て行くお金が多くて、
働けど働けど、な状態でした」
「私たちの間には、お金に関するいくつものトラブルがありました。
そのことで、信頼関係が根底から覆されてしまった」

と語っていらっしゃいます。

 

しかし離婚の最大の鍵は村山作品に象徴される女性としての
性愛、官能の部分にあると・・・

 

告白記事の中に、

「私の望みは『私を女にしておいてね』ということだけでした。
恋愛のことを多く小説に書いている私にとって、
それは創作の原動力であり、根源的な問題です」
「性は、私のなかでとても大きなものでした(略)私はまだ極めていない、知らずに死ねるか」
「私、たぶん、殺されても死なないくらい生命力が強いと思います。
それくらい性欲が強いのです(笑)。」(「婦人公論」09年2月22日号)

 

村山由佳さんは自らが抱える性やドグマ、体験を肥やしに、実生活に近い作品を
赤裸々に描き上げる数少ない作家です。

母親が認知症になり、母親からの呪縛が解けたことで初めてその実像を「放蕩記」に描くことで
新たに「男」と「女」を超えた新境地を発揮されることでしょう!

 

まとめ

猫と暮らす日々は寂しさとかを感じることもなく、ピタッと常に寄り添ってくれる
猫との暮らしは、心が本当に豊かに癒されますね。

 

猫好きな人も、そうでない方もきっと涙なしでは見れない感動編です。

 

映像の美しさ、選曲の素晴らしさ、そして、村山由佳さんと心温まる素晴らしい番組。
多くの人に見てもらいたい番組です

 

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