6月になると広島三大祭りのひとつ「とうかさん大祭(ゆかた祭り)」が開催され、
広島の街では艶やかな浴衣姿の女性で賑わいます。
広島の初夏の風物詩である祭り「とうかさん大祭」。
2022年は6月3日~5日に感染対策を行いながら「開催する」ことが発表されました。
圓隆寺を中心とした中央通り一帯は、毎年45万人もの人出がある広島の三大祭りです。
とうかさん浴衣できんさい祭りの日程やイベント、見どころなどをご紹介します。
目次
とうかさん大祭の由来
とうかさん大祭は、広島市の繁華街にある圓隆寺に祀られている
「稲荷(とうか)大明神」の祭礼で、稲荷大明神を「いなり」と唱えず、
音読みで「とうか」と呼んだ事が語源と言われています。
祭りは、毎年6月第1金曜日から始まる土・日曜日の3日間行われ、
「とうか大明神」の御神体は1年のうち、この3日間だけ御開帳されます。
大祭期間中は多くの浴衣姿の参拝者で賑わいを見せています。
圓隆寺を中心とした中央通り一帯は、毎年45万人もの人出がある
広島の三大祭りです。
御開帳法要、産業発展祈願祭
6月3日(金) 御開帳法要、産業発展祈願祭
6月4日(土) 焚き上げ法要
6月5日(日) 御閉帳法要
1日~3日 とうかさん大祭特別祈祷とうかさんにどうして浴衣を着るの?
長い歴史の中で浴衣を着る理由については
諸説はいろいろあるようですが・・・【踊り衣装説】
戦前の圓隆寺は、1600坪という広大な寺領をもっていました。
祭りになれば、境内には見世物小屋が立ち並び、やぐらも組まれ、
そこで盆踊りも踊られていました。その盆踊りの為の衣装として浴衣が着られたのではないかと言う説があります。
【天候説】
浴衣は、通常7月・8月に着るのが一般的ですよね。
広島では6月に浴衣を着てもおかしくはないのです。
なぜなら例年5月下旬から6月上旬にかけての広島の平均気温は、24度から28度という
夏を思わせる暑さである為、浴衣が着られるようになったのではないかとも言われています。
とうかさん大祭の見どころ
★浴衣の着始め祭りなので多くの浴衣姿の人で賑わう
★祭りの期間のみ御開帳される稲荷大明神の御神体
★中央通りから境内にかけて並ぶ1000軒もの露店
★円隆寺の境内に、飾られた500個の提灯
★和太鼓や、よさこいなどのパフォーマンスがある多彩なイベント
圓隆寺の500個の提灯?
圓隆寺の正式名称は福昌山(ふくしょうざん)慈善院圓隆寺と言い、
地元では“とうかさん”の名で親しまれています。
これは御神体の稲荷大明神を“いなり”ではなく、“とうか大明神”と呼ぶことに
由来しています。
寺の建立は元和5(1619)年。
広島藩主だった浅野長晟(ながあきら)より1600坪に及ぶ土地の寄進を受けたことから、
稲荷大明神は当初、武運長久の神様としても祀られていました。
時代は移り、今では商売繁盛から無病息災までご利益をもたらしてくれる神様として
広く親しまれています。
とうかさん圓隆寺の参拝では、500個の提灯が出迎えてくれ、お祭り気分を盛り上げてくれます。
破魔うちわ、参拝記念
参拝したら破魔うちわを購入しましょう!
破魔うちわは、とうかさん大祭でしか購入できません。
とうかさん圓隆寺の破魔うちわは日本初の元祖破魔うちわと伝えられていて、
幸福・長寿・健康・安全のお守です。
黄色の小袋の中に入っていて、どんな色がでるかはお楽しみ!
破魔うちわを購入したら、参拝記念のくじ引きです。
参拝記念でくじ引きって珍しいのですが・・・
商店街のくじ引きよろしく、花火や浮き輪、扇風機など、
夏を楽しむための記念品が当たるようです。
ゆかたできん祭
とうかさん大祭は浴衣でなくとも参加できます。
ただ・・とうかさん大祭は浴衣のお祭りなので、やっぱりここは浴衣を
着て行たいところですよね!
着付けができない場合も着付けを行ってもらえる場所は、たくさんあるので、
気楽に浴衣を用意して持っていきましょう!おすすめの浴衣をいくつかご紹介しますので、ぜひこちらもチェックしてみてくださいね!
今年2021年の浴衣の流行をいちはやく圧倒的な安さと帯、着付けセットということで、
これだけで浴衣の準備がほとんど整えられるということで人気の高い浴衣セットです。
最近は男性も浴衣姿を多く見かけます。
カッコいいなぁ~とつい振り返ることも・・(笑)
ぜひぜひ浴衣を楽しんで下さいね。
とうかさん大祭の楽しみ方
浴衣で行くと割引になるお店とか、記念写真を撮ってくれる喫茶店とか・・・
和小物をプレゼントしてくれるとか・・・とにかく良いことずくめです。
夕方から日没になると、洋服より浴衣の人の方が多くなるので、
逆に洋服の方が恥ずかしくなるくらいです~~ww浴衣をお持ちでなければ買ってその場で着付けてもくれますし、
着付けができない方は持ち込みすればワンコイン500円で着せてくれます。なんとも・・・浴衣祭りの広島は、街全体が浴衣づくしです。
屋台(露店)情報
とうかさん大祭の屋台は歩行者天国の時間帯に合わせて出店されて12時~22時ごろまでです。
最終日は歩行者天国が1時間早く終了するので、店じまいも早いので注意しましょう。
この6月の時期は全国的にお祭りが少ないので、約1000軒近い屋台が
ここぞとばかりに集まるようです。
中央通りは屋台以外に普通のお店も開店しています。
とうかさん大祭はお化け屋敷の屋台が出ることでも有名です。
とうかさん大祭のアクセス方法は?
比較的収容台数の多い駐車場は以下の通りです。
駐車場名 住所収容 台数
広島市中央駐車場(市営)広島県広島市中区基町2 400台
ヒロシマパーキング 広島県広島市中区三川町1-18 400台
三川町パーキング 広島県広島市中区三川町7-7 139台
タイムパーキング流川 広島県広島市中区三川町9-2 66台雨天の場合は?
季節柄、雨になる可能性もありますので、雨具など緊急時の用意もしておけば、
より安心して楽しめると思います!
圓隆寺の祭礼であるとうかさん大祭は、雨天でも中止はありません。
しかし!ゆかたできん祭のイベントは雨天の場合、中止となることがあります。
ゆかたできん祭が中止となった場合は、残念ながら歩行者天国も中止です。
中央通りの八丁堀交差点~三河町交差点間が、歩行者天国になります。※圓隆寺付近の一部区間のみ交通規制があります。
ここは晴れることを祈りましょう^^
まとめ
とうかさん大祭の見どころなどをご紹介いたしました。
広島に夏を告げるお祭りとして、“広島っ子はとうかさんから浴衣を着始める!”
とうかさん大祭はそんなお祭りです。
全国的には浴衣は7月、8月から着始めるもののようですが・・・
全国に先駆けて、一足早い浴衣を着に、ぜひとうかさん大祭へ来んさい♪
とうかさん大祭の人出は、とうかさん圓隆寺が3日間で8万人、
ゆかたできん祭の中央通り一帯は45万人にのぼります。
とうかさん祭り、そしてゆかたできん祭は3日間のお祭りでものすごい来場者もあり、
どの日も見逃したくない魅力に満ちているイベントです。
とうかさん祭りにお越しになる際はぜひ浴衣を準備して・・・
ゆかたを着んさい祭りをお楽しみください\(^^@)/