古民具再生工房カエる日本の木工文化が今蘇る【人生の楽園】

【人生の楽園】2018年3月17日(土)午後6時~6時30分

兵庫・姫路市~ 古民具に命を吹き込む ~

日本が誇る世界文化遺産・姫路城がシンボルの兵庫県姫路市の街で

定年退職後、趣味が高じ古民具再生工房を開いた妻木敏保さん(74歳)と

妻の外美さん(73歳)が主人公です。

 

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妻木敏保さんプロフィール

福岡県生まれの敏保さんは、父の仕事の関係で小学校入学時に姫路市へ。

 

高校を卒業後は、石油関連企業の技術者として働き始め、24歳の時に
高校の後輩だった外美さんと結婚され、2人の女の子が生まれました。

 

若い頃から日曜大工が趣味だった敏保さん。

 

50代になると、友人達の助けを借りて、山小屋を建てられる程の腕前にまで
上達されていたそうです。

古民具再生工房

敏保さんが古民具の再生を始めたのは定年退職後です。

 

処分する筈だった外美さんの母の形見のタンスを引き取り、
その一部を加工して飾り棚にリメイクすると、
外美さんが喜んでくれたことがきっかけでした。

 

自治会役員として粗大ごみの当番を務めた際、古い民具が粗大ゴミとして
大量に捨てられる現状を目にし、「もったいない」という思いから、
埃だらけのセイロや使い古された桶などを持ち帰っては、日本の木工文化を
形に残そうと、別の用途のインテリアなどにリメイクするようになりました。

 

すしおけの中に棚を設け、沖縄の獅子「シーサー」などを置いた作品や、
たんすの引き出しと升を合わせた飾り棚など、日曜大工の技術を生かして
多彩な作品を手がけていらっしゃるようです。

 

そんな趣味を敏保さんが始めて4年後に、再生した古民具で初の展示会を開くと、
お客様の反応も上々で、ますます制作意欲が湧き、その後もアイデアを練っては・・
様々な作品を生み出していらっしゃるようです。

日本の文化を残したい!

再生した古民具の数は、今では200点以上が、家のいたる所に
敏保さんの力作が並んでいるそうです。

 

「形は変わっても、木を使う日本の文化を残したい。
作品として眺めてもらい古民具を大事にしてほしい」

 

古民具再生工房カエる

敏保さんの、熱心な活動が徐々に口コミで広がり、近頃は思い出の品をリメイクして
欲しいと頼まれたり、展示会をして欲しいと依頼をされることも多いそうで・・・・

 

そんな声に後押しされ、2013年、自宅の車庫を改装して「古民具再生工房 カエる」
立ち上げ、毎日作品作りに奮闘していらっしゃいます。

まとめ

そんな趣味に没頭する敏保さんに、外美さんは、

 

「家中が夫の作った物でいっぱいで、自分の好きな物は追いやられた」と
言いながらも、温かく見守っていらっしゃる外美さん。

 

日曜大工の趣味が高じ、古民具に新たな命を吹き込む敏保さんと、ご夫婦を
応援してくれている地域の皆さんや、作品に触れた多くの方々との交流の様子が
紹介されます。

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